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2017.08.12

キリスト教式(教会式)と人前式の違い、おすすめの挙式演出紹介

うだるような暑さが毎日続いていますが、街を歩けばショッピングセンターや百貨店では早くも秋仕様ですね。秋から冬の移り変わりに向かって、結婚式を控えられている新郎新婦様は、準備真っ只中のはず。招待状の準備から始まる打ち合わせでは、次に挙式スタイルを決めてゆきます。挙式には教会式、人前式、神前式、仏前式など、様々なスタイルがあります。雰囲気やファッション性も大切ですが、その中身こそ重要です。お二人の新しい人生の出発点として、ふさわしいのはどの挙式スタイルでしょうか。今回は、まず基本的な「教会式」と「人前式」の違いについてご紹介してゆきます!

1. 教会式について

教会式はキリスト教のしきたりにのっとり、神に結婚を誓う挙式スタイルです。キリスト教において結婚式とは、教会の「礼拝」の一つ。礼拝には、2種類あります。

      ・キリスト教に関する行事的なもの(クリスマスやイースターなど)
      
      ・一人ひとりの人生の節目を祝う「通過儀礼」
      (出生や成人、結婚などのお祝い)
      
      結婚式は上記の「通過儀礼」の礼拝にあたり、とても大切なものと考えられています。更にキリスト教には、大きく分けて2つの宗派があります。
      
      「カトリック」と「プロテスタント」
      
      カトリック教会は、ローマ教皇(法王)を中心として、全世界に12億人以上の信徒を誇るキリスト教最大の宗派です。ローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれています。カトリックの場合は、結婚する二人のうち少なくとも一人が信徒でないと結婚式ができません。また、「初婚であること」も式を挙げるための条件。前の夫もしくは妻と死別している場合は、再婚でも大丈夫なようです。式を進めてくれるのは「神父」で、バージンロードの色は「赤」や「緑」です。祭壇には、十字架にかけられたキリストの像が掲げてあります。
      
      プロテスタント教会は、中世の宗教改革でカトリック教会から分かれてできた宗派です。日本では「新教」とも言われています。プロテスタントの場合、結婚式を挙げるのは信者でなくてもOK。礼拝や勉強会(講習)に参加した後、教会から認められれば挙式ができます。式を進めるのは「牧師」で、バージンロードの色は「白」。祭壇の十字架にキリスト像がついていないのも特徴の一つです。

      2. 人前式について

      人前式(じんぜんしき)とは、教会や神前での結婚式のように神仏に結婚を誓うのではなく、両親・親戚・友人・知人など列席者全員の前で結婚を誓い、承認してもらう挙式スタイルです。 神前式(しんぜんしき)と混同しないよう、「ひとまえしき」とも呼ばれています。人前式は最近になって注目を浴びている挙式スタイルですが、実は日本では最も古く伝統的な挙式スタイルです。昭和初期までは、新婦様が新郎様の家へ仲人に手をひかれて入り、 両家の親族が見守る中、三々九度を執り行い、結婚を認め祝うのが一般的でした。 この「祝言」、「家婚式」、「自宅挙式」などと呼ばれるスタイルが、 現在の人前式のルーツであると言われています。

      人前式には、これといった決まりはありません。場所や衣装はもちろん、式次弟や演出も自由にアレンジ可能です。お二人らしい演出を盛り込むことで、世界に一つだけの結婚式が出来上がります。自由にアレンジできる分、結婚式としての厳粛さを失ってしまうこともあるので注意が必要です。自由な中にも厳粛さは忘れずに、メリハリのある進行を計画してみましょう。

      人前式で最も大切なのは、立会人となるゲスト皆様からの祝福です。ゲストの中には人前式がどういうものなのか、ご存じない方もいるはず。招待状の中に人前式を選んだ理由や、人前式がどんなものかを書き添えて。しっかりと理解してもらえる様、結婚式当日は司会の方にアナウンスをお願いすることも忘れずに!

      3. おすすめの挙式演出 ≪教会式編≫

      ・ベールダウン
      
      ベールには、魔除けの意味があると言われており、邪悪な力からベールで花嫁を守るという言い伝えがあります。ベールダウンとは、これからお嫁にいく新婦様に対し「新婦の母が支度の最後にベールをおろし、お嫁に送り出す」という儀式。
      新婦様からは「育ててくれてありがとう」、お母様からは「育ってくれてありがとう」。そんな特別な意味が込められ、挙式の始まりから涙を誘う演出であり、感動を呼び起こす瞬間です。
      ・ベールガール、リングボーイ
      
      会場の厳かな雰囲気は、時には緊張感いっぱいでチャペルを包み込みます。その張りつめた雰囲気を和ましてくれるのが、子供が登場する演出。 新婦様のウェディングドレスのトレーンを持ち、一緒に歩くベールガール。リングピローを持ってバージンロードを歩くリングボーイ。 中には上手く歩けない子供もいますが、それも場を和ませてくれる温かいハプニング。ほっと心を緩ませて、皆様全員を笑顔にしてくれますよ。

      4. おすすめの挙式演出 ≪人前式編≫

      ・婚姻届けにサイン
      
      通常であれば、挙式用に用意されている結婚証明書にサインをします。それを本物の「婚姻届け」にサインしましょう!ゲストの皆様に見守られる中でサインなんて、気持ちが引き締まりますね。立会人欄のサインも、参列しているゲストの方に事前にお願いしておきましょう。記憶に残る大切な思い出になること間違いなしです。お二人の好きなデザインのサインペンを準備しておけば、更にオリジナリティを発揮できますよ。
      ・リングリレー

      新郎新婦様が、それぞれに用意した長い1本のリボンに通した結婚指輪を、ゲストの皆様に後ろから前へと順番にリレーして頂き、新郎新婦様へ届ける演出です。皆様の祝福の気持ちと一緒に運ばれたリングの交換は、感動もひとしおです。お二人の大切な方たちが参加でき、会場全体に一体感が生まれます。「運命の赤い糸」という言葉がある様に、リボンの色はやっぱり「赤」がおすすめです!

      教会式と人前式には、意味も内容も大きな違いがあります。そして、どちらも素敵な挙式スタイルであることは間違いありません。好みや価値観をじっくり話し合って、お二人らしい挙式スタイルを探してみてくださいね。他にも、神前式や仏前式があります。中には、パーティ中に人前式を行う新郎新婦様もいます。ジ・オリエンタルテラスが誇る静岡県浜松市の大自然を眺めながら、ウェディングプランナーと楽しく打ち合わせを進めていきましょう。皆様とお会いできることを楽しみにお待ちしています。それではまた、次回お会いしましょう!

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