結婚式の打ち合わせ前までに出来る「準備」の紹介
私たちは探し求める「運命の結婚式場」と出会う時、体中に感動と衝撃が走り、一気に喜びがあふれ出す。嬉しくてたまらない気持ちを何とか落ち着かせようと、ゆっくりと息を吐き、サインをする為にペンを握る。隣で少し心配そうな眼差しの彼女。僕は汗ばんだ手を少し震わせて、サインを済ます。今日、僕たちの結婚式が決まった。急に肩の力が抜け、ほっと胸をなでおろす帰り道。さあ、いよいよ準備への幕があがりました。と、どのカップルも様々なドラマを経て、結婚式のスタート地点に立ちます。それからはどう準備が進み、いつから打ち合わせが始まるの?と気になり、小さな心配事なども同時に発生してきます。今回のコラムは、いざ打ち合わせが始まってからバタバタと慌てない様に、結婚式の打ち合わせが始まる前に出来る「準備」をご紹介してゆきましょう!
1. 結婚式の打ち合わせは、いつから始まる?
多くの新郎新婦様が、結婚式の準備中は共働きの状態です。更に新居探しや手続きに追われるので、効率良く早めに準備を進めたいと思うのが本音。ところが実際は、どの式場においても打ち合わせの開始時期は、結婚式予定日の約3~4ヶ月前というのがほとんどです。1年前に予約をしても、半年前に予約をしても、打ち合わせ開始時期はほぼ同じ時期なのです。式の予約は早いもの勝ちですが、だからといって打ち合わせが早まるわけではありません。
ゲストの人数が40名~80名規模の場合、打ち合わせは約4~3ヶ月前にスタート。平均的な回数は約3~4回 です。 想像しているよりも打ち合わせ回数って少ない!? と不安に思う方もいることでしょう。しかし式場側はプロですので、数少ない回数のなかに効率的に内容が網羅されています。 あまりに早くから決めすぎて、結婚式直前に「変更、変更…」となる手間とリスクを考えれば、当日のリアルな状況が見え始める挙式3~4ヶ月前の打ち合わせ開始は、むしろ現実的です。人数が多い披露宴や演出の内容によっては、打ち合わせ開始を早めて回数を増やすこともありますし、反対に20名以下の少人数婚の場合は2ヶ月前から1~2回で済む事も。結婚式当日にきちんと間に合うよう、式場側の準備体制は臨機応変に整えられていますので、まずはご安心くださいね。
2. 招待者のリストアップ
結婚式の準備は、招待客を決める事からスタートします。今の段階でピックアップしておけば、これから始まる結婚式準備もスムーズです。余裕があるからこそ、人間関係の見直しや、結婚式に招待したいと思う人を考えておきましょう。招待したい人には、早めに日程を伝えて都合を確認する事もおすすめです。会場の最大収容人数に注意しながら、招待客リストを作成します。封筒の宛名書きの為に「住所」、席次表の為に「肩書き」や「新郎新婦様との関係」が必要となります。リストを見ながら、新郎側、新婦側の招待人数や、親族、会社関係、友人のバランスも把握しておく事も大切です。
+αとして招待状を式場に注文するか、手作りするかどうかも考えておきましょう。招待状は挙式日の約3ヵ月前に作成スタートします。招待状は「本文」、「返信はがき」、「封筒」、「挙式付箋」、「スピーチ付箋」、「地図」をもって一組です。ゲストの追加や、欠席連絡後に他の方を招待する可能性もありますので多めに準備します。印刷には通常1~2週間かかりますので、余裕をもった計画を立てましょう。
3. 衣装選び
ドレスショップには、様々な式場のお客様が来店します。せっかくお気に入りのドレスに出会えても、既に予約が入っていれば着る事も出来ません。人気のデザインは予約が集中しやすいので、早めに見学へ出掛けましょう。随時新作も入って来ますので、ドレスの変更やキャンセルが可能かどうかも合わせて確認を忘れずに。また試着の際には、必ずカメラでドレス姿を撮影します。後日改めて冷静に自分のドレス姿を確認でき、決定後はヘアメイクや、ネックレス、グローブなど小物合わせ時に使用します。
結婚式の衣装は普段の平服とは異なり、その年のトレンドカラーやデザインがあっても大きな流行はありません。大切なのはあなたの魅力を最大に引出す「運命のドレス」に出会う事なのです。更に余裕がある今、親御様の衣装をどうするか両家で話し合っておきましょう。一般的には父親はモーニング、母親は留袖を着用します。着付けやヘアセット、メイクの手配はどうするのか、確認しておけば親御様も安心して頂ける事でしょう。
衣装つながりでもう一つご紹介します。よく新郎新婦様から「打ち合わせに行く時の服装」の質問を頂きます。いつも通りの平服で大丈夫です。ウェディングプランナーやドレスコーディネーターは、普段の新郎新婦様の雰囲気から、お二人の好みや結婚式への提案につながるヒントを考えています。心配なさらずに打ち合わせへお出掛けください!
4. その他おすすめ事前準備
打ち合わせが始まる前までに出来る準備は、まだまだあります。より楽しく準備が進められる様に、ぜひ参考になさってくださいね。
≪前撮りをどうするか≫
前撮りとは結婚式を挙げるカップルが挙式日より前に、式当日の婚礼衣装を着て結婚式を挙げるチャペルやパーティ会場で写真撮影する事です。中には前撮りの時だけ、和装を撮影される方もいます。それぞれに特徴や料金が異なりますので、ぜひ事前に調べておきましょう。以前ご紹介したフォトウェディングのコラムに、知っておきたいウェディング写真の種類や用語が詳しく書いてあります。読んでおいて損はありません!
≪引出物≫
引出物や引菓子など、ゲストの方々への記念品も大変多くの種類があります。5品?3品?にするのかも含め、早めに親御様にも相談しながら検討しておくと安心です。最終決定は結婚式の1ヶ月位前でも間に合います。ですが結婚式の1ヶ月前と言えば…他にも決める事が盛り沢山!手元にカタログや冊子が無い場合は、遠慮せずに式場へ問い合わせしてみましょう。
≪写真のピックアップ≫
披露パーティではオープニングムービーやプロフィールムービー、または席次表などのペーパーアイテムや装飾などで「写真」が必要となります。急に幼い頃や学生時代の写真を探すのも、多忙な新郎新婦様にとっては一苦労。しかも多くの写真の中から「良い写真」を選ぶのも大変な労力です。実家が遠方であれば時間もかかります。写真の整理は早い段階にピックアップをおすすめします。
≪BGM≫
披露パーティでは入場からケーキ入刀、乾杯、衣装チェンジ入場、退場まで様々な楽曲を使用します。新郎新婦様の好きな曲はもちろん、思い出の曲、学生時代に流行った曲などリストアップしましょう。思い出したら、すぐにメモ!という感じで進めておけばOKです。普段の生活で耳にするCMの曲なども候補に入れておけば、ほどよくトレンド感も演出できますよ。
いかがでしたでしょうか。式場での打ち合わせが始まると、あっという間に結婚式の日を迎えます。 時間のある今だからこそ、ゆっくりと今までの人生を振り返りながら、準備を進める事が出来るのです。そこから結婚式の方向性や、演出へのヒントが見えてくることもあります。笑って、泣いて、最高の結婚式を挙げる為に、今日から出来る「準備」を少しずつ始めてみてくださいね。それでは、皆様との新たな出逢いを浜松市の誇る自然と共に、ジ・オリエンタルテラスでお待ちしております。次回をお楽しみに。